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テクニカル分析とは?
くりっく365
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テクニカル分析とは

投資家は、テクニカル分析とファンダメンタル分析の2つの方法で、将来の価格動向を予測することができます。

ファンダメンタルズ分析とは、経済状況や各国の金融政策の動向を調査し、潜在的な値動きを把握することに主眼を置いた分析です。

一方、テクニカル分析は、チャート上に表示された過去の価格データを検証することで、価格を予測しようとするものです。

トレンド系とオシレーター系

テクニカル分析は「トレンド系分析」と「オシレーター系分析」の2つに大別されます。

テクニカル分析の2分類

  • トレンド系:トレンドを認識し、その発生を予想
  • オシレーター系:買われ過ぎや売られ過ぎを判断

トレンド分析の6種類

  1. トレンドライン
  2. 移動平均線
  3. 水平線
  4. 反転パターン
  5. 三角保ち合い
  6. ボリンジャーバンド

為替相場の動きは、上昇、下降、横ばい(レンジ)の3つしかなく、基本的には、上昇している時は“買い”、下落している時は“売り”、横ばいの時は“様子見”の選択肢となります。

上昇トレンドの時に売りからエントリーしたり、下降トレンドでトレンド転換のサインもないのに買いで入ったり、横ばいの時に全力トレードを繰り返すと、負けが立て込みますが、

トレンド系のテクニカル分析が使いこなせるようになると、トレンドを見極め、トレンド方向に仕掛けることが出来るので、利益を上げられるようになります。

ラインでトレンドを把握する「トレンドライン」

トレンドラインとは過去の高値と高値、安値と安値を斜めに結んだ線のことです。

上昇トレンドラインが引ければ「上昇トレンド」が発生していると判断し、ライン上での反転を狙って買いを仕掛けたり、一度引けた上昇トレンドラインが下にブレイクしたら、上昇トレンドの勢いが弱まっていると判断できます。

過去一定期間の平均値を結んだ「移動平均線」

移動平均線とは、過去一定期間の終値の平均値を結んだ線のことです。

下降トレンド、上昇トレンド、横ばい(レンジ)の判断を行うことができます。移動平均線には、「グランビルの法則」という有名なトレード手法があります。

※ グランビルの法則:ジョゼフ・E・グランビルが、市場参加者の平均売買コストに近いと考えられる200日移動平均線と株価の日足チャートとの関係から、トレードのタイミングを計る方法として提唱。移動平均線をメジャーな存在に押し上げたと言われている。

移動平均線の種類には、単純移動平均線(SMA)や加重移動平均線(EMA)などいくつか種類があります。

水平に引くライン「水平線(サポート・レジスタンスライン)」

水平線とは、高値と高値、安値と安値を水平に結んだ線のことです。

高値と高値を結んだ線をレジスタンスライン、安値と安値を結んだ線をサポートラインと呼び、そのラインで価格が反転する可能性があります。水平線だけで稼いでいるトレーダーもいるくらい重要なテクニカル分析です。

トレンド転換を示唆する「反転パターン」

反転パターンとは、完成すればトレンド転換を示唆するチャートパターンになるので、正しく反転パターンを見極めれば、トレンドの終焉を認識でき、逆張りのトレードで利益を上げることが出来ます。

トレンド発生を予期する「三角保ち合い」

トライアングルの形をした保ち合いのパターンで、トレンドの一時休止を示すものです。

三角保ち合いを抜けた方向にトレンドが出る可能性が高い傾向にあります。三角保ち合いが発見出来れば、高勝率のトレードが実現できるので、パターンを覚えるようにしましょう。

標準偏差を使った「ボリンジャーバンド」

移動平均線を中心に上下に1σ、2σ、3σ(σ:標準偏差)の線を引いたものです。統計学的に、±1σの範囲には約68%、±2σの範囲には約95%、±3σの範囲には約99.8%の確率で価格が収まるとされています。

±1~3σが縮まったスクイーズと、±1~3σが広がったエクスパンションがあります。

トレンド系テクニカル分析の実践

トレンドラインと水平線を引いただけで、トレードポイントが明確に分かり。テクニカル分析を施すと、売買ポイントが視覚的に分かるようになります 。

方向性の無い相場の時や、トレンド分析だけで判断が難しい時は、オシレーター分析を組み合わせることにより、テクニカル分析の精度が増します。

オシレーター分析の3種類

  1. RSI
  2. MACD
  3. ストキャスティクス

 買われ過ぎ売られ過ぎを示す「RSI

一定期間において買われ過ぎ、売られ過ぎを示すテクニカル分析です。RSIが70%以上で買われすぎ、30%以下で売られすぎを示します。

「RSIが70%以上になったら買われ過ぎだから売り、30%以下になったら売られ過ぎだから買い」というのは誤りで(70%以上でも為替が上昇を続けるケースも頻繁にある)、過熱感が増しているくらいの認識が重要です。

移動平均線の発展形「MACD(マックディー)」 

2つの異なる期間の移動平均線の差を表し、トレンドの方向性や転換点を把握するためのインディケーターです。

MACDには、「ダイバージェンス」と呼ばれる価格とMACDの逆行をトレンド転換シグナルとして利用するトレード手法があり、人気テクニカル手法の一つです。

RSIと同様な「ストキャスティクス」 

相場が買われ過ぎか売られ過ぎかを示すオシレーター系のテクニカル指標で、数値が0~100の間で推移します。

80以上で買われ過ぎ、20以下で売られ過ぎを示し、RSIと似た性質のテクニカル手法です。

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